コメントスパムとnofollow
コメントスパムを誘導するような業者がいた。MTを使った企業ブログを提案しつつ、 SEO効果があると強調していたのには参った。
とんでもない話だ。実は、これは米Googleが同社のコメントスパム対策として明らかにしる。コメントスパムは、不特定多数のブログコメント欄に、ブログの内容とは関係のないURLを書き込むこと。
これが許されれば、検索エンジンがスパマーのサイトを高く評価するようになり、価値のないサイトが検索結果の上位にランクされるようになってしまう。コメントやトラックバックは、ブログ・コミュニティを広げるためのものだが、ブログの成長と共に増加するコメントスパムやトラックバック・スパムが検索サービスに弊害をもたらすすようになっなってしまった。
そこでGoogleは、ブログにおける"nofollow"タグのサポート強化を訴えた。リンクに"nofollow"タグが追加されていると、検索エンジンは該当リンクを評価の対象外とする。コメントスパムが行われても、SEO的な効果が得られなくなり、結果的にコメントスパムが減少すると期待しているのだ。
Googleによれば、MSN SearchとYahoo!も"nofollow"タグをサポートするという。また、すでに「LiveJournal」「Six Apart」「Blogger」など、幅広いブログツールが"nofollow"タグの付加を採用している。
(2007.10.11)