SEOの本質とは
SEO対策について解説している本やウェブページを見ると、SEO対策=Google対策という前提で記されていることがあります。確かにGoogleは世界でトップクラスのロボット型検索エンジンと言われており、Yahoo!JAPANでさえページ検索でGoogleのエンジンを使用していた時期がありました。
しかし2004年の5月末にYahoo!JAPANはGoogleとの提携を解除し、独自に開発した“YST”を導入し、Google対策だけをしていればSEOは万全という状況ではなくなりました。
さらにmsnが新型エンジンの精度をグングン上昇させております。しかしこの3大エンジンはそれぞれにアルゴリズムが違います。したがってどのエンジンに対しても完璧に有効となるSEOは存在しません。
以前は、それぞれの検索エンジンに特化したドアウェイページを個別に作成し、目的のページにリダイレクトさせるというスパムが行われておりましたが、
進化した検索エンジンの前ではデータベースからの削除という大きなペナルティを課せられる、リスクの高い手法となってしまいました。
このようにロボット型検索エンジンは弛まなく進化し続けており、検索サイト各社の勢力図(シェア)も何時大きく変化するか分かりません。
しかし、よく考えれば、どの検索エンジンも 「ユーザーが探している情報 =キーワードに相応しいページ、ユーザーを満足させる検索結果を表示させる」 という同じ目的に向かっているのです。したがってキーワードに相応しい情報で、充実したページ作りをすることが、あくまでもSEOの基本となるのです。
仮に上位に表示されてアクセス数がアップしても、商品の購入など本来の目的に結びつかなければ意味がありません。単に上位表示させるだけのSEO対策でメンテナンスコスト(時間)をかけるよりは、ページ内容を充実させることに力を注いだ方がよっぽどいい、と言えなくもないのです。